女優の優香が、水嶋ヒロの主演映画『黒執事』(2014年春公開)に出演することが14日、明らかになった。
同作は、月刊『Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)で2006年から連載中の枢やなの同名コミックを原作に、水嶋が俳優復帰第1作目として、3年ぶりに主演に挑んだ作品。優香は、剛力彩芽扮する男装の令嬢・幻蜂汐璃(げんぽう しおり)の叔母役・若槻華恵(わかつき はなえ)を演じる。華恵は、未成年の汐璃が、巨大企業ファントム社を経営、巨額の財産を受け継ぐための後見人で、汐瑠の壮絶な過去を知る唯一の理解者でもある。独身を通し、知的で妖艶な魅力をまとい、水嶋ヒロ演じる執事・セバスチャンと汐璃が追う怪事件の捜査に協力する。
今年の5月に公開された「体脂肪計タニタの社員食堂」では、明るく前向きなキャラクターで主演を務めたが、同作では一転。32歳の実年齢を7歳上回る、色香漂う39歳の役に初挑戦する。劇中では、バラの花びらがちりばめられたバスタブでの入浴シーンもあり、豪勢なセットの中でその美貌を披露している。
今回の出演に際し、優香は「監督やプロデューサーの方々のこの作品に対する熱意がとても強く、その中に入れることがとにかくうれしかったです」とコメント。役柄については「ミステリアスな女性で、今までにない役だったので挑戦するという思いでいっぱいで不安もありました」と胸中を明かし、「とにかく、"貫禄""大人""リーダー""愛のある人"ということを意識し、精いっぱい演じました」と振り返った。
「皆さまに抱いてもらっているイメージを良い意味で裏切るような、大人のイメージを持ってもらえることを確信しています」と自信をのぞかせる優香に対し、同作でメガホンを取った大谷健太郎監督は「現場での彼女の演技は、最初悩んでいたのが信じられないくらいすばらしかった。誰もが知っている優香さんが、誰も知らない優香さんの魅力を全開にしてくれました」と称賛の声を送っている。
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