雪解けムードから一転、再び泥沼化し始めたこの問題。写真はジェニファー・ロペス (C)BANG Media International

米シンガーであり、女優のジェニファー・ロペスの元夫が、セックステープを巡る裁判で375万ドル(約3億5,200万円)の支払いを要求している。

ジェニファーは、初婚の相手であるオジャニ・ノアと1997年のハネムーン当時に撮影されたというわいせつなセックステープを巡り、長い間法廷戦争を繰り広げていた。今週になって和解が成立すると思われていたが、一転してオジャニは裁判がいまだ係争中であると主張し、そのテープに関する権利への代金として375万ドルという多額の支払いをジェニファー側に求めている。オジャニとその友人であるクラウディア・ヴァスケスの2人がテープ販売を始めたことを受けて、2011年にジェニファーは20分間にわたるそのセックステープの公開を禁止する指し止め命令を裁判所から獲得していた経緯がある。

テープの所有権を巡って長らく泥沼の法廷劇を繰り広げていた2人だが、今週6月11日になって突如、ロサンゼルス郡上級裁判所に両者が和解に合意する旨を示唆する書類が提出されたことを受け、雪解けムードが報じられていた。しかし、その後オジャニのビジネス・パートナーで、そのテープの所有権の一部を主張しているエド・メイヤーが割って入り、オジャニ側はまだジェニファー側のオファーを飲んでいないと主張しはじめる。ジェニファーの示談金による和解提案を「バカバカしい」と一蹴したエドはE!ニュースに、次のように話している。

「オジャニ・ノアと私は和解になど応じていません。ジェニファー・ロペス側の弁護団が提示しているオファーはバカバカしいですよ。我々は375万ドル(約3億5,200万円)を要求しているのです」と話した。

そんなオジャニはすでに以前、ジェニファーとの結婚生活の詳細などプライベートを公開しないという法的契約を結んでいた。ジェニファー側とオジャニ側の双方は今後、9月10日にも審問時に本件を取り下げるための合意に達していたかについての審理のため出廷予定。ジェニファーは1997年にオジャニと結婚したが、1年後には離婚に至っていて、その後P・ディディことショーン・コムズと交際をスタートさせていた。

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