マカフィーは15日、個人ユーザー向けに顔・音声認証機能などを搭載するセキュリティサービス「McAfee LiveSafe」(マカフィー リブセーフ)を6月より特定メーカーのPCやタブレットへの提供を開始、国内では秋ごろより製品単体での販売を開始することを発表した。価格は1年版で7,980円。

「McAfee LiveSafe」は、WindowsやMac、タブレットやスマートフォンなどクロスデバイスなサービスとして提供され、台数は無制限。同社では、40%以上の世帯がインターネットに接続するデバイスを5台以上所有しているというグローバルな調査結果も報告しており、包括的にユーザーを保護するサービスとなる。

アンチウイルスやスパムメールといった基本的なセキュリティ対策のほかに、顔・音声などの生体認証を使ったクラウドベースの"貸金庫"、「マカフィー パーソナルロッカー」が備わる。PINコードによる保護(低)、生体認証が加わる(高)の2段階のレベルのファイル保管を実現。同社では、クレジットカード関連など、特に重要な情報の保管に有益であるとしている。

PINコード、顔認証、音声認証と重要な書類を保護できる開始金庫システム「マカフィー パーソナルロッカー」

そのほか、クラウドを活用したパスワード管理ソリューション「マカフィー セーフキー」、Windows 8のモダンUIからPCのセキュリティ状況のすべてを管理できるアプリ「マカフィー セントラル」も備わる。モバイル端末には、追跡/位置特定、ロック/ワイプ機能やバックアップ/リストア機能、Webサイトの安全評価、サポートには365日、9:00から21:00の電話、チャットやメールによるサポートも提供される。