ガラスとは違う風情を漂わせる伊万里焼風鈴

佐賀県伊万里市の大川内山一帯で、6月15日(土)~8月31日(土)の期間、各窯元が「水」をテーマに伝統工芸の伊万里焼風鈴などを展示する「風鈴まつり」が開催される。

6月18日には、伊万里鍋島焼会館前特設ステージにて、磁器のおわんを木琴のようにたたいて音を出す「碗琴コンサート」を実施。また、風鈴まつり10周年特別企画「伊万里ビアカップ100選」では、新作の伊万里焼のビアカップを、伊万里鍋島焼会館・各窯元で販売する。

そのほか、本窯をたく時に、磁器を入れる器を灯ろうのように飾る「ボシ灯ろうまつり」や、大川内山の30窯元の力作を展示する「夏の器作品展」、鍋島藩御用窯時代の献上品を再現する「献上登り窯焚き」など、様々な催しを用意。

合わせて、夏の大川内山に関する写真を募集する「夏の大川内山フォトコンテスト」の応募も受け付ける。

ボシ灯ろうまつりの「ボシ」とは?

ボシは漢字で書くと「匣鉢」。焼成時に器物を保護し積み上げて効率よく窯に詰めるための容器のことで、「ボシ」は肥前地区独特の呼び名とのこと。