IDC Japanは、2013年第1四半期(1~3月)における国内携帯電話およびスマートフォン端末の出荷台数を発表した。それによれば、携帯電話全体、スマートフォンともにアップルが2四半期連続してシェア1位となっていることが明らかになった。

2013年第1四半期 国内携帯電話出荷台数ベンダー別シェア

013年第1四半期 国内スマートフォン出荷台数ベンダー別シェア

同調査によれば、2013年第1四半期の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比5.9%減の956万台となり、3四半期ぶりに1,000万台ラインを割り込む数字であることが分かっている。その厳しい市場の中で、iPhoneは堅調な販売実績を残し、携帯電話全体、スマートフォンともにアップルが2四半期連続してトップとなっている。

携帯電話出荷台数(スマートフォンとフィーチャーフォンの合計)におけるベンダー別出荷台数シェアでは、アップルが28.2%、また、スマートフォンにおけるベンダー別シェアにおいても39.6%と、圧倒的なシェアを獲得している。なお、携帯電話出荷台数の2位以下は、シャープ、富士通、ソニー、パナソニックが続き、スマートフォンの出荷台数の2位以下は、シャープ、ソニー、富士通、HTCが続く。

IDC JapanのPC、携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの木村融人氏はこの結果について、今後「スマートフォン市場においては、半導体供給不足による影響で出荷台数が伸び悩んだ前年同期と比較して、2013年第2四半期(4~6月)は、リバウンド効果によりプラス成長を記録する可能性が高い。ただし、年後半にかけてスマートフォンの成長率が鈍化する可能性がある」と分析している。