富士通は12日、同社デスクトップPC「ESPRIMO」シリーズの法人向けモデルにて、第4世代Intel Core(開発コードネーム「Haswell」)を搭載したスリムタイプ「D753/G」「D583/G」を発表した。同時に、1Uラックマウント型ワークステーション、コールセンター業務特化型PCもラインナップに加わっている。同日より販売し、6月中旬より提供を開始する。
「ESPRIMO D583/G」と「ESPRIMO D753/G」は、消費電力やグラフィック性能を向上させた第4世代Intel Core搭載の本体/ディスプレイ分離型デスクトップ。主な違いはIntel vProテクノロジー対応の有無で、「ESPRIMO D753/G」ではIntel Core i7 vPro、もしくはIntel Core i5 vProプロセッサーを標準搭載する。
いずれも標準モデル、ヘルスケアモデル、国際エネルギースタープログラム対応モデルを用意するが、「ESPRIMO D753/G」のみ24時間対応モデル、24時間対応ヘルスケアモデルも用意する。価格は「ESPRIMO D753/G」が156,300円から、「ESPRIMO D583/G」が154,200円から。
1Uラックマウント型の「CELSIUS C620」は、ラックマウント型の最小サイズである1Uサイズ(EIA規格準拠、約44.45mm高)を実現したワークステーション。利用者ごとに配置していたワークステーションをサーバーラックなどに集約・共有することで、セキュリティや運用効率の向上と、メンテナンス工数の削減を同時に実現できる。
また、連続スタッキングが可能で、例えば42Uラックに搭載する場合、最大40台をラック1台に搭載できることや、NVIDIAのグラフィックスカード、Quadro K600/K2000/K4000を選択できることが特徴。価格は303,500円から。24時間対応モデルは403,500円から。
このほか、コールセンター向けの業務特化型PCも発表。同機はディスプレイ部を可動できるディスプレイアームに、小型PC「ESPRIMO B532/G」を組み合わせたセット。同社コールセンターからアイデアを集め、作業スペースの効率化やスタッフ同士のコミュニケーション向上を図れるよう工夫したという。価格は177,100円から。