東急不動産はこのほど、住宅購入を考えている30~40歳代の男女を対象に実施した「住宅購入に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、2013年5月24日~27日の期間にインターネット上で行われ、都市部(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県)在住の男女300人(男性200人、女性100人)から有効回答を得た。
まず、今が住宅の買い時だと思うかと尋ねたところ、「とても買い時だと思う」が20.3%、「買い時だと思う」が50.3%となり、合わせて70.6%が"今が買い時"と考えていることがわかった。一方、「あまり買い時だとは思わない」は14.3%、「全く買い時だとは思わない」は2.7%で、合計でも17.0%にとどまった。
住宅を購入することについて不安を感じることがあるかと聞くと、「とても不安だ」が25.7%、「まあまあ不安だ」が56.0%となり、合わせて81.7%が何らかの不安を感じていることが判明。それに対して、「あまり不安ではない」は15.7%、「全く不安ではない」は2.7%で、2割に満たなかった。
住宅を購入する際の具体的な不安内容のうち、最も多かったのは「資金計画やローンの選び方などがわからない」で56.5%。以下、「物件の見分け方やチェックすべき場所がわからない」が51.4%、「買い時がわからない」が34.9%、「まず何をすればよいのかわからない」が19.5%、「誰に相談したらよいのかわからない」が12.7%と続いた。
住宅を探す際にモデルルームに行ってみたいと考えている人は94.3%(「必ず行きたいと思う」48.3%、「できれば行きたいと思う」46.0%)。反対に、モデルルーム見学に消極的な人は5.7%だった(「あまり行きたいとは思わない」3.7%、「全く行きたいとは思わない」2.0%)。
モデルルームへ行く際や、不動産会社に相談する際の不安を質問したところ、「営業担当者から電話がかかってくるなど、強く売り込まれるのではないか」が57.0%でトップ。次いで、「購入を決められない段階では、迷惑がられるのではないか」が42.3%、「どこをチェックすべきかわからない」が36.7%、「物件の良い側面以外は認識しづらいのではないか」が33.7%となった。
住宅を購入するに当たって知りたいと思うことを尋ねると、「価格やその妥当性について」が圧倒的に多く66.0%。以下、「どのような立地の選び方をすればよいか」が36.3%、「住宅ローンをどのように選べばよいか」が34.7%、「どの建築会社や不動産会社を選べばよいか」が34.3%、「どのような間取りの選び方をすればよいか」が34.0%と続いたほか、資金に関する項目が数字を集めた。