エレコムは11日、有線LANを無線化する小型のモバイルWi-Fiルータ「WRH-300」シリーズを発表した。発売は6月中旬で、価格は4,473円。出張時のホテルなど外出先の有線LAN回線に、手持ちのタブレットやノートPCをWi-Fi接続できるようになる。
本体は約23gと軽量ながら、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠し、理論値で最大300Mbpsの速度で通信できる。アンテナ数は送信2×受信2。10BASE-T/100BASE-TX対応の有線LANポートは、WAN×1、LAN×1の2ポート。セキュリティは、WEP(64bit/128bit)、WPA(TKIP/AES)、WPA2(TKIP/AES)に対応。
マルチSSIDやネットワーク分離機能、簡易無線LAN設定システム「WPS」ボタンも装備。スマートフォンやタブレットからの接続は、同社の無料アプリ「QR link」を使って簡単に行える。
本体サイズはW56×D42×H13.5mm、重量は約23g。カラーはシルバー、ブラック、レッド、ホワイトの4色。電源インタフェースはmicroUSBで、電源としてACアダプタのほか、USBケーブル経由でPCのUSBポートから、またはスマートフォン用ACアダプタでも給電できる。
なお同社は、ネットワーク製品を中心に展開するグループ会社「Logitec」(ロジテック)とのブランド統合を進めており、今回の「WRH-300」シリーズもELECOMブランドで発売する。