つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道はこのほど、2012年度の営業実績を発表した。通期営業7年目となった同年度の1日あたりの旅客輸送人員は約30万6,000人で、前年度の約29万人から約1万6,000人(5.5%)増加した。

つくばエクスプレス

定期旅客の輸送人員は前年比で4.5%増、定期外旅客の輸送人員も前年比7.4%増と、順調に推移している。これに関して、同社は震災後の需要落込みから回復したことに加え、沿線開発の進展が好調につながったと分析している。

営業収益は、旅客輸送人員増などを受け、前期に比べて18億2,700万円増加。一方、営業費は電力単価の上昇による動力費関連が増加したことなどにより、前期に比べ7億8,600万円増加した。この結果、営業利益は前期比10億4,100万円増の37億3,600万円となり、5期連続の黒字計上となった。経常利益では前期比で7億9,300万円増の29億7,600万円となり、4期連続の黒字計上。純利益は前期を上回る30億9,300万円となった。