小田急電鉄は14日の終電後に、同社初の地下区間の旅客誘導訓練を行う。3月23日に代々木上原駅~梅ヶ丘駅間を地下化したことから、地下区間で異常が発生した際、乗客を安全に地上へと誘導案内するのが目的。駅係員・運転士・車掌の各現業係員や本社のスタッフなど、約200名が参加する。
当日は4000形通勤車両を小田急線東北沢~世田谷代田間で停止させ、地下区間の駅間に列車が長時間停止した状態を想定。駅係員と乗務員が連携し、乗客を車両から地上まで誘導経路に沿って徒歩で誘導する訓練を行う。車形やトンネルの幅員を考慮し、車両からの降車方法を変更して2回に分けて訓練を実施する。列車側面のみからの降車と、側面・前面の2カ所からの降車をそれぞれ試行するとのこと。