SilverStoneは、IntelのNUC(Next Unit of Computing)マザーボード用ケースを出展していた。NUC用ケースは「PT14」「PT15」「PT16」「PT17」の4種類だが、そのうちPT17はなんとAMD用だという。
順番に見ていこう。まずPT14はスタンダードなボックスタイプ。大きさは106(W)×37(H)×122(D)mmで、これはIntel純正ケースとほぼ同じサイズだ。天板がヒートシンクになっており、ヒートパイプと6cmファンによる冷却を行う。そのため、純正ケースのような排気口がリア側にはない。今月末の発売予定で、価格は7,000円前後だとか。
PT15とPT16はいずれも今年Q4の発売予定。PT15は天板が丸みを帯びた形のモデルで、PT16は2.5インチSSD/HDDが内蔵可能なモデルだ。PT16にはSDカードリーダーも搭載されており、NUCの弱点とも言えるインタフェースの少なさを補った製品と言える。
そして注目はPT17だ。NUCはIntelの規格であるので、厳密に言えばNUCではないのだろうが、ほぼ同等のサイズをAMDのプラットフォームで実現するものだ。といっても今のところ、AMDのNUCマザーボードは存在していないが、これはSAPPHIREが開発しているそうだ。基板を見ることはできなかったが、最新APU「Kabini」を搭載するという。
マザーボードの詳細は不明だが、SAPPHIREによると、IntelのNUCマザーボードと同じように、SO-DIMMメモリ、mSATAストレージを使うものになるという。日本での発売は未定とのことだが、とりあえず「売ってくれ」と要望は出しておいたので、期待して待ちたいところだ。