東京スカイツリーも話題ですが、東京観光の定番、東京タワーにも魅力がありますよね。今回は、普段から東京タワーを目にしている人も、そうでない人も満足できる、東京タワーのちょっと意外な楽しみ方をご紹介します。

■夜のライトアップは絶好の写真スポット

昼間は青空をバックにした赤い鉄骨が印象的な東京タワーですが、夜はライトアップされて全く違った顔を見せます。ライトアップの色は、季節や曜日、時間で少しずつ変化があるため、一年中飽きることがないでしょう。夕方から夜にかけての時間帯には、変化する空の色に映える東京タワーの姿が刻一刻と変わるので、短時間で多様な写真を撮ることができます。特に、赤く光る鉄骨の間から見える、白く輝くエレベーターの姿には近未来的な印象すら感じられ、近くで見ると新鮮です。

また、オリンピックやキャンペーンなどでライトアップの色を変えることもあります。例えば、「ロンドンオリンピック日本代表応援オリンピックカラーダイヤモンドヴェール」や、「世界糖尿病デー ブルーライトアップ」などです。「今しか見られない」東京タワーをカメラに収めるのも貴重かもしれません。

■タワーの階段を昇ることができる

なんと、東京タワーの「昇り階段」は昇ることができます。階段はフットタウン屋上から大展望台(150m)まで続いていて、約600段(ちなみに、東京スカイツリーの展望回廊までの避難階段は2,523段)。昇り階段の途中にはクイズや消費カロリーも表示されており、昇った人は「ノッポン公認 昇り階段認定証」をもらうことができるのです。「東京タワーに昇ったよ」と言えば、話のネタになることは間違いなさそう。ただし、昇り階段のオープン日は土曜・日曜・祝日に限られ、オープン時間も決まっているので、事前に注意が必要です。

■周辺駅からの眺めが様々

東京タワーに向かうには、最も近い大江戸線の赤羽橋駅や日比谷線の神谷町駅をはじめ、いくつかのルートがありますよね。駅からの道も、東京タワーが持つ魅力のひとつです。特にオススメなのは、少し遠いのですが浜松町駅から増上寺方面へ向かっていくコース。道の向こう側に見える東京タワーに近づいていくのを実感できるだけでなく、増上寺と東京タワーが並ぶ景色には、他の場所からでは見られない独特の風情があります。

■寄り道に使える

仕事帰りやお出かけのついでに、東京タワーに寄っていくという方法も。通っている路線が多く、交通の便がいいのも東京タワーの便利なところです。また、東京タワーから約2km前後の距離には、汐留や六本木などのスポットもあるので、東京タワーの姿を眺めながら周辺を歩くのも良いかも知れません。

東京の定番観光スポット以外の顔も持つ、東京タワー。自分なりの楽しみ方を探してみるのも面白そうですね。