軽度の心筋梗塞により療養していた女優・天海祐希が、17日と24日に放送される福山雅治主演のフジテレビ系ドラマ『ガリレオ』(17日21:00~21:54/24日21:00~22:24)のゲスト出演で仕事復帰することが7日、明らかになった。
天海は先月6日、舞台『おのれナポレオン』の公演終了後に体調不良を訴えた。病院での検査の結果、軽度の心筋梗塞と診断され入院。同舞台を降板し、代役を宮沢りえが務めた。その後、13日に退院した天海は、「天海祐希として、一番良い顔で皆様にお会いしたいと思っております」とコメントを寄せていた。今回、天海が出演するのは、「聖女の救済」前編(17日・第10話)と後編(24日・第11話)で、平均視聴率20%超え(ビデオリサーチ調べ・関東地区)の人気ドラマはこの2話でフィナーレを迎える。撮影は今週末からスタートし、天海は撮影初日から初共演の福山とのシーンに挑む。
同作で仕事復帰を果たす天海は、「実は私自身、『ガリレオ』の大ファンで拝見させていただいておりましたので大変楽しみでうれしいのですが、反面、非常に緊張しております」と語り、「しかし、福山雅治さんをはじめとする魅力的なキャストの皆さまとお芝居させていただける幸せを大切に、頑張りたいと思います」と気合十分。その役柄は、美人で夫に尽くす良き妻で幼児教室を営む真柴綾音。福山演じる湯川学と中学時代の同級生で、初恋の相手が湯川という設定となっている。この綾音が留守中、夫・義之が自宅で猛毒のヒ素入りコーヒーを飲み死亡。貝塚北署の刑事・岸谷美砂(吉高由里子)は、綾音が湯川の中学時代の同級生と知り、湯川のもとを訪れる。その後の捜査で、綾音は義之から離婚を切り出されていたことが判明。綾音に疑いの目が向けられるが、彼女には北海道にいたという完全なアリバイがあった。
担当プロデューサーの牧野正氏は、天海の役柄について「強靭な精神力と決して折れない強い心を持った美しい女性」と説明。「われわれの中では、もし"聖女の救済"をやるならば、この役は天海さんしかないと思っておりました」と振り返り、「今回の放送が決定したと同時にオファーをさせていただきました。天海さんには『ガリレオ』のファンだと言っていただき、出演を快諾していただきました」と出演の経緯を明かした。