ビー・エム・ダブリューはこのほど、「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」の2部門をBMWグループが受賞したと発表した。
「エンジン・オブ・ザ・イヤー」は1999年から始まったアワードで、世界中のジャーナリストが投票で優れたエンジンを選出する。今年は35カ国から84名の国際的な自動車ジャーナリストが集まり、各賞が選出された。発表と表彰は6月5日にシュツットガルトで開催されたエンジン・エキスポで行われた。受賞したのは排気量2.0リットルのBMWツインパワーターボテクノロジー搭載エンジンと、1.6リットルのMINIクーパーS搭載エンジン。
2.0リットルのBMWツインパワーターボテクノロジー搭載エンジンは1.8~2.0リットル部門を受賞。昨年に続いての2連覇となる。このエンジンは1シリーズ、3シリーズ、5シリーズなどに搭載され、ツインパワーターボテクノロジーはもちろん、高精度ダイレクトインジェクションシステム、バルブトロニック可変バルブ制御システムが搭載されている。
1.6リットルのMINIクーパーS搭載エンジンは、1.4~1.8リットル部門で3年連続の受賞となった。オーバーブースト機能の付いたツインスクロールターボチャージングや、ガソリン直噴システム、バルブトロニック可変バルブ制御システムを搭載しており、ハイパワーと低燃費を高いレベルで両立している。同エンジンは「MINIクーパーS クロスオーバー」「MINI クーパーS ペースマン」に搭載され、4輪駆動システムと組み合わせることも可能だ。