iPad版『Safari』は、レンダリングエンジンなど内部の仕様や表示に関する機能はiPhone版と同じだ。画面サイズは異なるものの、Webサイト側でiPhoneとiPadを見分けて表示方法を変えないかぎり、ページの表示結果は同じになる。

しかし、インターフェイス(GUI)には多少の差がある。iPhone版に比べ表示エリアに余裕のあるiPad版Safariは、URLバーや検索バーが常に表示されているが、iPhoneはスクロールすると隠れてしまう。iPhone版ではブックマークから表示する「iCloudタブ」ボタンも、iPad版ではURLバー左横にある。機能差ではないが、操作性に差があることは確かだ。

タブを追加する「+」ボタンも、iPad版のみのインターフェイスだ。iPhone版では、画面右下のボタンをタップして新規ページ作成画面を表示しなければ、表示したページ(タブ)を閉じることはできないが、iPad版ではタブの左端にある「×」ボタンをタップするだけでいい。新規タブの作成もかんたん、検索バー下にある「+」ボタンをタップするだけでいい。

この「+」ボタン、あまり知られていないワザがある。タップせずにプレス(長押し)すると……最近閉じたタブの履歴が吹き出し状に表示されるのだ。うっかり削除してしまったタブを表示したいとき便利に使える、iPad版Safariならではの便利機能といえる。ただし、Safariを終了させると消えてしまう(履歴画面には表示される)点には注意が必要だ。

操作手順をカンタン解説

検索バー下の「+」ボタンをプレスすると、最近閉じたタブが最大で5つ表示される

(提供:iPad iPhone Wire)