Intelは6日、Samsung ElectronicsのAndroidタブレット「GALAXY TAB 3」の10.1型モデルに、開発コード名「Clover Trail+」として知られるスマートフォンおよびAndroidタブレット向けSoC「Intel Atom Z2560」と、マルチモード/マルチバンドのLTEソリューション「Intel XMM 7160」が採用されたと発表した。「GALAXY TAB 3」は6月上旬の発売を予定する。
Intel Atom Z2560は32nmプロセスで製造されるSoC。CPUはデュアルコアで動作周波数は1.60GHz、グラフィックスとして、最大533MHz動作のGPUを搭載する。前世代のIntel Atom Z2460と比較して3倍のグラフィックス性能を持ち、30fps/1080pの動画のエンコードや1,920×1,200(WUXGA)の画面出力を実現するという。
また、「GALAXY TAB 3」にはIntelのマルチモード/マルチバンドのLTEソリューション「Intel XMM 7160」を搭載する。「XMM 7160」は15種類の周波数帯に対応し、高度な設定が可能なRFアーキテクチャによって、コスト効率に優れたマルチバンド設定や、長時間のバッテリ駆動、グローバルLTEローミングを1つの製品で提供できるとしている。