誕生30周年を迎えたカシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」。アニバーサリーモデルが続々登場し、記念イベントも世界中で開催されるなど、ひときわ注目を集めている。この「G-SHOCK 30周年」に際してカシオ計算機では、G-SHOCKと同い年にあたる現在の30歳と、発売当時に30歳だった現在60歳のビジネスマンを対象に、インターネット調査を実施した。
「自立」をキーワードに、G-SHOCKのコンセプトである「タフネス」について、各世代の感覚や意識について比較するというもの。現在の30歳は今の自分について回答、現在の60歳は「当時30歳だった自分」について回答。カシオ計算機の発表にもとづき、抜粋して紹介する。
調査期間 | 2013年5月10日~2013年5月13日 |
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調査対象者 | 全国の現在30歳・60歳の男性(会社員かつ正社員) |
サンプル数 | 現在30歳/309名、現在60歳/309名、計618名 |
調査方法 | インターネットによるアンケート回答方式 |
自分の「30歳」を漢字に例えると…
30歳の自分を漢字に例えると、現在の30歳は「耐」「変」「進」が、現在の60歳(つまり30年前の自分)は「活」「忍」「勢」がトップ3という結果に。一見すると似た意味のようだが、「耐」については、外からの力にも屈しないよう強さを感じさせ、今の社会の厳しさを反映しているようにも思われると分析。
「自立」の意味とは? 30歳は必要最低限、60歳は精神的にも
社会人として「自立する」とはどのようなことだと思うか、という質問には、30歳、60歳ともに「生活に必要な収入を得ていること」がトップ。
30歳では「1人暮らしをしていること」という回答が41.4%を占めた。一方の60歳は「自分の責任において物事を判断できること」が、90.9%と際立っている。全体的に、30歳は必要最低限の自立を、60歳では精神的に自立していることに関する回答が目立った。
現役30歳は「タフでしたたか」、かつての30歳は「仕事優先」
30歳時点での自分の意識を聞いてみると、現在の30歳は「お金をより多く稼ぐ」ことや「計画的に買い物」をしたり、「貯蓄をする」など、堅実に将来を考えた行動をとっているようだ。その一方で「海外で働く」「仕事で独立したい」といった自己実現の意識も持ち、タフでしたたかな一面が垣間見られる。
こうした30歳に対して、現在60歳が30歳だったころは「プライベートよりも仕事を優先」して、「がむしゃらに」働くという意識が強く現れた。
カシオ計算機では、この30年間で働き方や社会人としての意識の変化が浮き彫りになったと総括。現代の30歳は社会の厳しさに「耐」えながら、必要最低限を求める堅実かつ保守的な姿勢を見せつつも、将来を見据えて海外や独立を考えるという頼もしい一面が。価値観は変われど、いつの時代もタフに生き抜く男性像が明らかになったとまとめている。
なお、詳細な調査結果についてのPDFファイルが、カシオ計算機のWebサイトからダウンロードできる。