ジブリ最新作『風立ちぬ』のヒロイン・菜穂子役に抜てきされた女優の瀧本美織

女優の瀧本美織が、7月20日全国公開のスタジオジブリ最新作『風立ちぬ』のヒロイン・菜穂子役に抜てきされたことが6日、明らかになった。

宮崎駿監督が手がける本作は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎と文学者・堀辰雄、同時代を生きた2人の実在した人物を融合させ、ひとりの主人公・二郎の半生を追った物語。後に神話と化したゼロ戦の誕生を縦糸に、青年技師・二郎と美しい薄幸の少女・菜穂子との出会い別れを横糸に、完全なフィクションとして1930年代の青春を描いている。

先月には、主人公・二郎役の声優に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの監督としても知られる庵野秀明氏を抜てきし、『風の谷のナウシカ』(1984年)以来続く、宮崎監督との師弟関係の新たなコラボレーションとして大きな話題となった。

ジブリ作品の重要な要素のひとつとして"恋愛"があるが、本作でその要素を担うヒロイン・菜穂子演じる瀧本は、これまでにNHK連続テレビ小説『てっぱん』の主演やドラマ『GTO』、また「ソニー損害保険株式会社」のイメージキャラクターとしてCMでも活躍。宮崎作品史上最も踏み込んだ大人の恋愛が描かれている本作に、瀧本は物怖じすることなく、アフレコに立ち会った全員が息をのむ名演技を見せていたという。

『風立ちぬ』メインビジュアル

なお、6月8日より本作の4分間の作品映像が劇場にて公開。これまで35秒の特報のみ公開されていたが、本作の世界観がいよいよ明らかになる。