風水と動物のおもしろい関係

風水と動物。実は非常におもしろい関係なんですよ。

中国には、「自来狗富、自来猫窮」という諺があるのですが、意味としては「犬が自分でやってきたらその家は栄え、猫が自分からやってきたらその家は没落する」というものです。

つまり、主人に忠実な犬が、自分から他の家を訪ねるならば、その家はよっぽど心地の良い「気」を放っているということ。逆に、自分勝手キャラの猫が寄ってくるような家は、食い物にされてしまうんですね。

古来より、犬や猫をはじめとした動物たちは、「気」=「微弱な大地の磁気」(この場合こう考えておきましょう)を感じ取る能力があることが知られています。

例えば、雁のような渡り鳥は冬になる前に南へ飛び立ち、鰻や鮭は生まれた川へ戻ってきます。

これは、一般的な五感だけでは到底為しえない「超能力」であり、それはすなわち人間が進化の過程で失っていった能力とも言えるのではないでしょうか。

冬でもあたたかい家を手に入れ、科学技術の発達によりどんどん便利になっていく過程で、「要らなく」なったのでしょう。

物件可否の判断に困ったときは、犬や猫などを放してみよう

オフィスや家の風水を見るとき、大半の人間はその場の「気」を直接感じることはできません(もちろん、「なんだか嫌な感じがする」「不気味だ」というようなことに敏感に反応する第六感を持った人もいますね)。

でも大丈夫。物件可否の判断に困ったときは、犬や猫などのペットをそこに放してみましょう。

もし問題がなければ、一番居心地の良い場所(=「気」が良い場所)を見つけて、そこに居座るでしょう。

あなたがペットを飼っているのならば、こうした「活用方法」もあるのです。

ワンちゃんがもし番犬として役に立たない? のならば、せめてこんなことでもご協力願おうではありませんか(笑)。

<著者プロフィール>

高木芳紀(たかぎよしのり)

風水オフィスアドバイザー。1971年名古屋生まれ。金沢大学卒業後、商社に就職。繊維、IT、放送関連機器の部署にて営業職を経験後、同社にいた先輩の家業であるアスクル代理店の「株式会社つばめや」に転職。新規事業企画担当兼ウェブマスターとして、主にインターネットを活用したオフィスサプライ通販の独自路線を開拓中。その中でオフィスの効果的なレイアウト手法のひとつとして風水と出会い、「風水オフィスドットコム」を立ち上げる。新たなる癒しの時代、創造の時代のキーワードとして、企業のオフィス作りを支援し続けている。自らに課したテーマは「仕事とオフィスの最適化!」