俳優の水嶋ヒロ、女優の剛力彩芽らが出演する映画『黒執事』(2014年新春公開)がクランクアップを迎え、水嶋と剛力の登場シーンが初公開された。
同作は、月刊『Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)で2006年から連載中の枢やなの同名コミックを原作に、水嶋が俳優復帰第1作目として、3年ぶりに主演に挑んだ作品。撮影は4月1日からはじまり、北九州、山口など九州を中心に、5月中旬までオールロケが行われた。初公開された場面写真では、特注デザインのえんび服に身を包んだ水嶋演じるセバスチャンの姿や、剛力演じる主人・幻蜂汐璃(げんぽう しおり)のリビングから、シャンデリア、アンティーク家具、燭台、高級食器など豪勢な生活空間が見て取れる。
水嶋が演じたセバスチャン・ミカエリスは、知識、教養、品位、料理、武術、容姿のすべてにおいて完全無欠の執事。その役柄に合わせ、体重を50キロ台まで落とし、約4カ月にも及ぶトレーニングを経て、アクションシーンを含む過酷な撮影に臨んだ。水嶋はその1カ月半の撮影を、「コツコツと進んで行く、まるで登山をしているかのような感覚」と例え、「頂上にたどりついた時と似たような達成感を味わっています」と撮影を終えた充実感に浸っている様子。共演の剛力については、「発する言葉からにじみ出る苦しみや悲しみを感じる度に鳥肌がたちました。とても輝いていて、そのまぶしさに少しでも近づけるようにと思いながら取り組んでいました」とたたえ、「この作品には超一流のスタッフが集結しているし、皆さんに楽しんでいただけるすばらしい作品に必ずなると信じています」と仕上がりにも自信をのぞかせていた。
一方の剛力も、「水嶋さん演じるセバスチャンは、完璧でスマートな役ですが、水嶋さんのお芝居も本当に完璧で、アクションの動きや手の動き一つ一つがきれいで、この作品の見どころになると思います」と絶賛し、「私はついていくだけでしたが、本当に主演が水嶋さんでよかったです」とコメント。クランクアップを迎え、「撮影が終わってしまって、とてもさびしいです」と嘆息をもらしながらも、「撮影していた映像がすごくきれいでしたので、これからCGなども加わりどういう画になるのか今からとても楽しみです」と完成を心待ちにしていた。
(C)2014 枢やな/スクウェアエニックス (C)2014 映画「黒執事」製作委員会