カシオ計算機は5日、立体的な表現を可能にしたデジタル絵画「カシオアート」の開発を発表した。サンリオとのライセンス契約により、「ハローキティ」などの人気キャラクターをモチーフにした作品を発売する。2013年6月15日(土)から、サンリオ直営店「サンリオワールドギンザ」にて先行販売を実施。7月以降は、全国のサンリオショップ基幹店での販売を予定している。
「カシオアート」では、3次元データ作成アルゴリズムや3次元加工・出力技術など、カシオ独自の3次元デジタル技術を駆使し、立体的なアート作品を作り出すことを可能にした。微細な凹凸で表す細かい表現や、立体ならではの独特なリアリティ感など、従来の平面絵画とは異なる絵画の新しい楽しみ方を提案するという。
主要な技術としては以下の2点があり、それぞれの技術を用いた作品を制作する。
■ TD(Thermal Distend)印刷技術
オリジナル専用シートを用い、その表面に起伏や微細な凹凸を形成。さまざまな陰影やリアルな質感の表現を可能にした質感表現技術。
■ 3D造形技術
画像処理技術、立体加工技術、立体出力制御技術を用いた立体表現技術。
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