ポルシェ ジャパンは、911の50周年を記念し、「911 カレラ S」をベースにした限定車「911 50thアニバーサリーエディション」を発表した。フックス風デザインのホイールなど、過去50年の間に911の成功に貢献した装備の数々が搭載されている。
同限定車のベースモデルは「カレラ S」だが、そのボディは「カレラ 4」譲りのワイドボディとなっており、20インチのフックス風デザインのアルミホイールが装着される。フロントエアインテークやエンジンフードのグリルにはメッキが施され、ナローモデルをほうふつとさせるエクステリアとなっている。
インテリアでは、メーターパネルが50年前と同様のグリーンの文字とホワイトの指針となっており、レザーシートの中央部は1960年代に使用されていた「ぺピータ」タータンを連想させるデザインに。オールレザーインテリアはアゲートグレーとブラックの2色が選択可能で、どちらの場合もコントラストカラーによる装飾ステッチが施される。運転席と助手席には14wayのスポーツシートを装備する。
サスペンションには、「PASM」(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)が装備され、スポーツエグゾーストシステムによりエモーショナルなサウンドを発する。バイキセノンヘッドライトとダイナミックコーナリングライトを備えた「PDLS」(ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム)も、同限定車の技術的なハイライトとなっている。
「911 50thアニバーサリーエディション」のワールドプレミアは、初代911が発表されたモーターショーであるフランクフルト国際モーターショーのプレスデー初日、9月11日に行われる予定。911の発表された年にちなみ、1,963台の限定生産になるという。