女優の松雪泰子が、SMAP・中居正広主演の映画『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』(9月14日公開)に出演することが4日、明らかになった。

『劇場版 ATARU』で、義足の車椅子女性管理官・星秋穂を演じる松雪泰子

同作は、初回19.9%という高視聴率を記録したTVドラマシリーズの映画化作品。サヴァン症候群に起因する特殊な能力を持った主人公・アタル(中居)が、迷宮入りしかけた難事件を解決していくという斬新なストーリーが話題を呼んだ。松雪が演じる義足の車椅子女性管理官・星秋穂は劇場版からの新キャラクター。アタルの能力に疑問を抱き、彼を捜査から排除しようとする。

「『ATARU』の世界観はかなり完成されているので、映画から参加というのは緊張もしましたし、物語の前半のエピソードを牽引していく役柄なので責任重大だとも思って撮影に臨みました」と振り返っていた松雪。義足と車椅子、そのどちらも初めての演技経験だったこともあり、可能な限り情報収集し、左足のひざ下をテーピングで固定しながら歩行訓練を行うなど、準備に余念がなかったという。

中居とはTBS系ドラマ『砂の器』(2004年)以来の共演で、「8年に一度ぐらいのペースで共演していて、同世代の友達という感覚がすごくあるので、久しぶりで本当に嬉しかったです」と語り、「以前と変わらず、座長として周りのみんなのことを気にかけて大事にしているので、座長の中居さんについていきたいなと思っています」と意気込んでいた。

そのほか、TVシリーズでおなじみのキャストも総出演。アタルの個性を尊重し、誰よりも気遣う警視庁の刑事・沢俊一役に北村一輝、アタルの発する謎のキーワードを読み取り、力を合わせて事件を解決に導いていく元刑事の蛯名舞子役を栗山千明が演じる。さらに、アタルと同じ天才的な能力を持ち、過去に深いかかわりがある謎の女性・マドカ役で、堀北真希が出演する。

撮影は5月3日にクランクインし、関東近郊でのロケなどを経て、7月初旬のクランクアップを予定している。

(C)2013劇場版「ATARU」製作委員会