資生堂は首都圏・関西圏の20~50代のビジネスパーソンを対象に、「職場のニオイ意識と実態調査」を実施した。調査は3月27日・28日の2日間行われ、1,248件の有効回答を得た。
汗のニオイは6月から気になり出す
まず、汗のニオイが気になり出す時期について尋ねたところ、一番多かった回答が「6月(40.5%)」だった。続いて「7月(23.0%)」、「5月(21.9%)」となっている。暑い中、クールビズの状況下でストレスを感じることを聞くと「汗をかくのでニオイが気になる(44.8%)」がトップ。「汗でベタベタして気持ち悪い(42.3%)」がそれに続いた。
通勤時に汗を感じる人が半数以上
続いて、「夏の時期に1日の中で、最も汗ばむのはいつか」と聞くと、55.0%が「通勤時」と回答。多くのビジネスパーソンが出社前から汗をかいているようだ。しかし朝の身支度で重要なことについて尋ねると、制汗対策は歯磨き(81.5%)や洗顔(60.3%)と比べると18.6%と低く、あまり重要視されていないことが分かる。
次に、職場で人に指摘しづらいことと、指摘されたくないことを聞いた。指摘しづらいことのトップ3は「口臭」(59.3%)、「鼻毛」(50.7%)、「汗のニオイ」(48.7%)、指摘されたくないことのトップ3は「口臭」(40.7%)、「汗のニオイ」(27.6%)、「鼻毛」(23.6%)。どちらも口臭・汗の臭いが入っており、ビジネスパーソンが“ニオイ”を気にしていることが分かる。
ニオイ対策、53%が制汗スプレーを使用
実際のニオイ対策としてどのようなことに取り組んでいるかを尋ねたところ、53.4%が「制汗スプレー」と回答。「歯磨きをする」(48.9%)、「ハンカチで汗をこまめに拭く」(42.8%)、「制汗シート」(31.6%)、「ガムをかむ」(30.5%)という結果になった。
「職場の人の“清潔感”で特に大事なこと」という質問では、70.3%が「ニオイケア」と回答。「服装(52.7%)」や「汗ケア(44.5%)」と比べ大きな差が出た。また女性はニオイで仕事の効率も変わるようで、「清潔感のある上司のもとだと仕事の効率がアップする」と76.7%が回答している。