ビー・エム・ダブリューはこのほど、エンデューロ系のミドルクラスモーターサイクル「F 800 GS」の長距離走行性能を強化した「F 800 GS アドベンチャー」を発売した。ロングツーリングに適した大容量ガソリンタンクや迫力ある外観が特徴だ。

「F 800 GS アドベンチャー」

同モデルは「F 800 GS」(2012年発売)のツーリング向けモデル。自然なレスポンスと低燃費性に優れ、同時に85PSというハイパワーを発揮する水冷798ccの2気筒エンジンを搭載。6速トランスミッションとの組み合わせで軽快な走りが楽しめる。日本仕様では、電子制御式サスペンションとオートマチックスタビリティーコントロールを標準装備する。

ロングツーリングに適した装備として、「F 800 GS」より8リットル多い24リットルの大容量ガソリンタンクを装備。航続距離は120kmも延びたという。シートも快適性を高め、大量の積載やタンデムツーリングに対応するためサブフレームも強化されている。

スタイリングは大容量ガソリンタンクを搭載しながら、それを感じさせないバランスの取れたもので、迫力のあるエンデューロツアラーに仕上がっている。疲労を軽減する大型のウインドシールドや幅広のフットレスト、調整式フットブレーキレバー、それにエンジンガードも装備している。価格は167万5,000円。