Foxconn Technology Groupは6月3日、台北においてMozillaのモバイル向けOS「Firefox OS」を同社のデバイスに採用するため、パートナーシップを締結するを発表した。
FoxconnはAppleのiPhoneやiPad製造で知られるメーカーで、これまでのハードウェア製造に加えて、ソフトウェア、コンテンツ、サービスを統合して展開していく考え。今回のFirefox OSデバイスの採用もそのその戦略の一環となる。Foxconn イノベーションデジタルシステムビジネスグループ(iDSBG)のジェネラルマネージャのYoung Liu氏は、Mozillaが提供するFirefox OSの考え方は、Foxconnが推進している戦略と一致するとしている。
Firefox OSは、HTML5、JavaScript、CSSなどのWeb標準技術で構成されたスマートフォン向けOS。Web標準技術に基づき開発されたOSとなるため、開発者や通信事業者が高度にカスタマイズが可能なほか、HTML5などを利用して同OS向けアプリを開発することができる。Foxconn以外にもすでに多くのメーカーや通信サービスプロバイダが支持しており、今夏には同OSを搭載した製品が提供される予定だ。