米歌手のマライア・キャリーが、人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』審査員の降板を発表した。
最新シングル『ビューティフル』の売り上げも好調なマライアは、ワールドツアーの敢行を降板の理由とし、たった1シーズンのみ務めた審査員の座を降りることになった。マライアは、自身の広報担当者の発表したコメントを再度自分のツイッターから投稿している。「『ビューティフル』が30カ国で1位を記録する世界的ヒットとなっており、マライア・キャリーはワールドツアーの敢行と『アメリカン・アイドル』からの離脱を発表しました」
さらに、ツアーに留まらずマライアは今年多くのプロジェクトを抱えているようで、広報担当者はピープル誌に「今年はこれから、新作アルバムの制作の最終仕上げや、メイシーズ主催の米国独立記念日 となる7月4日の花火イベントへの参加、それに8月公開のリー・ダニエルズ監督作『ザ・バトラー』にも出演するなどスケジュールがびっしり埋まっているんです」と話している。
番組を去ると発表したのは、ランディ・ジャクソンに続いてマライアが2人目。番組当初から審査員を担当していた古株のランディだったが、他の仕事に集中したいことを理由に降板を決めており、「オイ! オイ! オイ! ちまたで飛び交っている噂はさておき、12年もこの番組で審査員をやったから、そろそろ去る時期だって決めたってわけさ。この番組がテレビや音楽業界を永遠に変えたことを誇りに思ってるよ。俺にとっても一度の人生であるかないかの大きな機会だったけど、自分の会社のドリーム・マーチャント21やその他のビジネスに集中するのを楽しみにしているんだ」と説明している。
残るは今シーズンでマライア、ランディと共にパネラーとなったニッキー・ミナージュとキース・アーバンの動向だが、今回さらに3人目としてニッキーの降板も発表されている。ニッキーは「私の人生を変えるような経験をさせてくれてどうもありがとう『アメリカン・アイドル』! かけがえのない経験だったわ! でも自分の音楽に集中する時が来たの!!!」というツイートを残している。
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