日本ファイナンシャルアカデミーはこのほど、個人投資家のマインドの変化に関する調査の結果を発表した。調査対象は、同社が運営する独立系ファイナンシャル教育機関「ファイナンシャルアカデミー」の受講者。

2013年1月4日の大発会の日経平均株価1万,688円から、5月23日の1,143円の日経平均急落、翌24日の日中値幅1,000円を超える乱高下を経た後、個人投資家が今後の株価についてどのように考えているか尋ねたところ、43.3%が「日経平均1万6,000円が上限」と回答。一方、「上限1万8,000円」は26.6%、「上下2万円」は6.7%となった。

1万6,000円が上限と答えた人の理由を見ると、「経済の回復基調がまだ続くが一旦調整にはいる」との意見が多かった。他方、これからも上昇すると予測する人の間では、「アベノミクスが3本目の矢、成長戦略で中期的に株価は上昇に向かう」といったコメントが見られた。

なお、同社は今後について「売買金額ベースでの個人投資家の売買比率30%を超えた2013年4月以降も、中期的に見ると個人投資家マネーがマーケットに増えてくると考えられる」と予想している。