社会人になると、いろいろなことに責任が生じてきます。とくに口にしたことは守らなくてはいけませんが、時にうっかり言ってしまうこともあるでしょう。そんな失敗をしたくないと思う人に、次の言葉を送ります。

本日の論語

『人而無信、不知其可也。大車無輗(ゲイ)、小車無軏(ケツ)、其何以行之哉』(人にして信なくんば、その可なることを知らざるなり。大車にゲイなく小車にケツなくんば、それ何を以てかこれをやらんや)

意味

自分の言ったことを守らなければ信頼は得られない。例えば、大きな車でも小さな車でも、必要な部品などが無ければ、前に進むことができずに車の役割をはたさない。それと同じように、自分の言ったことを守るというのは、人として必要な要素であり、欠いてはならないものである。

解説です!

ゲイもケツも牛などと台車とを連接するもので、これが無ければ大車も小車も動くことはできません。一方、人は社会生活を営まないと生きていくことができません。そのコミュニティを保つのが信頼関係です。お互いが信頼し合っているからこそ、安心して暮らすことができるのです。

こんなシーンで役立ちます!

仕事では失敗はつきものです。しかし、例え失敗したとしても、そこに信頼関係があれば、きっと、やり直しのチャンスが与えられます。そうした信頼を得るには日頃からの付き合いやコミュニケーションが欠かせません。そのためにも、日頃から自分の言葉には責任を持つように心がけましょう。