ワコムからリリースされた、iPhone/iPad向けコミュニケーションアプリ「Bamboo Loop」。太っ腹なことにダウンロードは無料!ということで、さっそくその使用感を試してみました。

「Bamboo Loop」は、写真に手書きのメッセージを加えて、友人や家族に送信・共有できるアプリ。作成した画像は、メールはもちろんFacebook、 Twitter、Instagramなどに投稿することもできます。

「Bamboo Loop」をダウンロード

友人や家族に送る際のツールを選択

それではさっそく、試しにライブラリから写真を選択してみます。すると、「スタイルパック」の選択画面に移ります。「スタイルパック」は、写真を加工するための効果集で、いわゆるフィルターやフレームにあたるもの。選択中にプレビューで仕上がりの確認も可能です。デフォルトで入っているのは、写真の色調を変える「コントラスト」、「レトロ」、「セピア」、「白黒」と、写真を切り抜く「ふきだし」、「円形」、「雲」、「ハート」。写真の色を変えない「ベーシック」を含めると、計8種類が搭載されています。

標準搭載されているフィルターはベーシックを含む8種類。吹き出しやハートのカタチなども!

これが「Bamboo Stylus mini」。使わない時は、スマホのイヤホンジャックに差し込んで携帯できます

好みのテイストに変更したら、スタイラスペンで色を選び、写真に文字や絵を書いていきます。ペンはノーマルタイプのものと、スプレータイプの2種類。スプレーの方は太さが筆圧により変化するので、線に強弱をつけることも可能です。

指先でも操作は可能ですが、今回は同社から発売されている「Bamboo Stylus mini」というスタイラスペンを使用しました。使ってみると、「ワコムといえば、ペンタブレット!」というだけあって、実になめらかで書きやすい! 消しゴム機能を使う時の操作の滑らかさも、使ってみると驚くことまちがいなしです。

色と筆を選んで…

お絵描き!

あなたがお使いのスマホの中には、「これ、美味しかったけど…どこで食べたんだっけ…?」という料理の写真、ありませんか? そんな時は、撮った写真に「Bamboo Loop」でお店の名前をメモして保存。そうすると、後からカメラロールを見直した時に一覧で見渡せる便利なグルメ帳に。また、買った服を撮影してブランド名や価格を書き留めておくと、コーディネートの際に役に立ちそう。

ランチを食べたお店の名前をメモ。オシャレなデコレーション風に書いてみた

また、写真を使用せず、お絵描きだけを楽しむこともできます。まさに"タダで使える携帯サイズの液晶ペンタブレット"といったところ。部分的に拡大して書き込んだり、スプレータイプのブラシは色を重ねたりすることも出来るため、本格的に作画を楽しみたい人にもお勧めです。

ちなみに、デフォルトのスタイルパックでは物足りない人のために、バリエーションを増やせる「スタイルギャラリー」(有料)があり、「アートペーパー」や「キャンディ」、「マスキングテープ」など、名前を聞いただけでも試してみたいものばかりラインナップされています。ひとつ85円とお手頃価格なのも魅力的。絵が苦手な人も、これをつかえばさまざまなスタイルが気軽に楽しめそう!

スタイラスペンで作画。同じ部分をペンで往復させると「乗算」の効果

追加の「スタイルパック」を購入できる「スタイルギャラリー」

写真を手軽にデコレーションできるのに、仕上がりが本格的なのはさすがワコムといったところ。スタイラスペンを併せて使うと、できることの幅も広がります。とはいえ無料アプリなので、ちょっと写真にお絵かきしたい人も、本格的に使い倒してみたい人も、まずはお試しでダウンロードしてみては。