歌手の絢香、アンジェラ・アキ、一青窈らが24日、東京・渋谷区のNHKホールで行われた、スペシャルコンサート『SongLetters-Handing over the Hope-』に出演した。
WOWOWとFM802が共同で主催した『SongLetters-Handing over the Hope-』は、アーティストが自身の楽曲や名曲のカバーを披露するコンサート。石井竜也や佐野元春、山崎まさよしらが出演した2004年以来、9年ぶりに開催された同コンサートには、女性ボーカリストの絢香、アンジェラ、一青窈のほか、大塚愛、矢井田瞳、Hanah Springとバイオリニストの岡部磨知が出演。30、31日には、大阪公演がフェスティバルホールで行われる予定で、コンサートの模様は6月1日にFM802の開局特番で一部放送する。
トップバッターの矢井田が登場すると、約3,000人の観客は総立ちで拍手喝采。矢井田は『My Sweet Darlin'』のほか、斎藤和義の『歌うたいのバラッド』のカバーを歌い、「今日は全員女子ということで楽しみにしてて!」とハイタッチで大塚に繋いだ。大塚は「人様の前で人様の歌を歌うのは初めて」と中島みゆきの「糸」を披露。中盤では、アンジェラが「初めて聞いた時は圧倒されて、こんな曲作りたかったと嫉妬した。憧れとリスペクトの曲です」と、五輪真弓の「恋人よ」とRIP SLYMEの「熱帯夜」をノリノリで熱唱し、自身の楽曲「告白」ではコール&レスポンスで観客を盛り上げた。
東京公演のシークレットゲストとして登場した一青窈は、「初めて人前で歌った曲です。再結成してから東京ドームも武道館も行きました。奥居香(岸谷香)さんに憧れて、髪もショートにしてギターも始めた」と昨年、再結成したプリンセス プリンセスの『M』を披露すると、観客は大喜び。最後は、絢香が「みなさん楽しんでますかー!? 私もライブが久しぶりなので楽しみにしてました」と登場すると、観客からこの日一番の歓声が上がり、「アンジェラとは普段から仲良くしてるんだけど、さっき舞台袖まで『頑張って!』って送ってくれて緊張が解けました」とにっこり。絢香は、歌手活動再開後初のシングル『beautiful』のほか、「心細い時に元気づけてくれる」と小田和正の『たしかなこと』を歌い上げてコンサートを締めくくった。