関東エリアの鉄道事業者19社局と警察庁、警視庁、埼玉・千葉・神奈川の各県警は6月3~14日、「痴漢撲滅キャンペーン」を共同で展開する。期間中、警察も「痴漢対策強化期間」として警戒を強化するとともに、ポスター掲出などを通して痴漢撲滅を訴える。

「痴漢撲滅キャンペーン」ポスター

期間中に掲出されるポスターは、駅係員などへの通報で痴漢被害を撲滅しようとのメッセージを、劇画風のデザインで表現。鉄道事業者19社局にていっせいに掲出される。JR東日本ではポスターの掲出に加え、山手線・中央線・京浜東北線・京葉線車内の「トレインチャンネル」でも、ポスターと同じ内容の車内広告を放映するという。

その他、車内および駅構内の放送による呼びかけや、警察官らと鉄道事業者社員による「痴漢撲滅イベント」を首都圏のおもな駅で実施するなど、痴漢のない安全な車内の実現をめざす。

今回の「痴漢撲滅キャンペーン」に参加する鉄道事業者は、JR東日本、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、東京メトロ、相模鉄道、新京成電鉄、東京都交通局、北総鉄道、東京臨海高速鉄道、東京モノレール、つくばエクスプレス、多摩都市モノレール、ゆりかもめ、横浜高速鉄道の計19社局。