iOSには、Googleのサービスと連携する機能が多数存在する。標準のマップアプリが「Google Maps」そのもので、『YouTube』が標準装備されていたiOS 5の時期ほどの蜜月関係にはないが、iOS 6の現在もデフォルトの検索エンジンがGoogleであることは変わらない。
最初のホーム画面でホームボタンを押すと、「Spotlight」の検索フィールドが現れるが、これもGoogleの検索機能と関係が深い。検索したキーワードに一致する項目がiOSデバイス上に存在しない場合、Web検索に誘導されるからだ。つまり、検索エンジンをBingやYahoo! に変更していないかぎり、ホーム画面からダイレクトに"ググる"ことが可能ということになる。
これを逆手にとると、Googleが提供するさまざまな検索サービスをSpotlight経由で利用できる、ということになる。たとえば、Googleの検索エンジンはヤマト運輸の荷物問い合わせシステムと連携しており、問い合わせ番号を検索すると、荷物の配送状況を確認するページに直接アクセスできる。ヤマト運輸のWebサイトにアクセスする手間が省けるぶん、荷物が現在どこにあるかの確認がスピーディーに行えるようになるのだ。
ただし、この方法で確認できるのは配送状況のみ。再配達や配達時刻の変更を依頼するなど、より高度なサービスを受けるためには、「クロネコヤマト公式アプリ」を利用したほうがいいだろう。