東京都の動物園で、シロオリックスの赤ちゃん誕生!

東京都の多摩動物公園で5月4日、シロオリックスの赤ちゃんが生まれた。性別はメス、母親の名前(モンブラン)から1文字とり「モカ」と名付けられた。

現在同園のアフリカ園サバンナ小放飼場にて公開されている。当分の間は親子で公開され、放飼場の環境に慣れたころ群れに合流予定。同園は1968年に日本国内で初めて飼育下繁殖に成功した実績があり、赤ちゃんの父母共に同園生まれ。赤ちゃんが生まれたことで同園で飼育されているシロオリックスは全部で9頭(オス1、メス8)となった。

■野生では絶滅したシロオリックス

シロオリックスはウシ科オリックス属の偶蹄(ぐうてい)類。体長約170センチメートルで体重は150キログラムから200キログラムほど、肩までの高さは100センチメートルほどになる。

身体は黄白色で部分的に暗褐色や赤褐色、暗灰色の斑紋が入り、雌雄どちらにも共通する、100センチメートル前後の細長く湾曲した角が特徴。主食は植物で同園では青草(あおくさ)、ほし草、草食獣用ペレットを与えている。妊娠期間は250日前後で1産1子。砂漠に生息していたが野生では絶滅したと考えられており、飼育下での繁殖が進められている。

多摩動物公園の開園時間は9時30分、毎週水曜日は休園。入園料は個人一般600円、中学生200円、65歳以上300円で小学生以下と都内在住の中学生は無料。

詳しくは東京ズーネットを参照のこと。