美容経済新聞社はこのほど、「シャンプーに関する調査」の結果を発表した。調査は4月23日~24日にコンピューター・プランニング・リサーチと共同で、インターネットを通じて行った。調査対象は全国の20~60歳代の男女。有効回答数は500件。
75.6%の人が自分のシャンプーは自分で決めている
まず、「あなたは、家庭で使うシャンプーを自分で決めていますか」という質問では、75.6%が「決めている」と回答。髪や頭皮に関する悩みの有無については、「ある」と答えた人が全体の50.8%で、そのうち2人に1人は何らかのケア製品を使用していた。また、髪や頭皮に悩みがあると回答した人のうち、約9割弱が自分のシャンプーは自分で決めていることが分かった。
ノンシリコンシャンプーを使用したことがあるかを聞いたところ、「使ったことがある」と回答した人は全体の25.6%だった。特に、20歳代女性では42.0%の人が、使用したことがあると答えた。また、髪に悩みがあり、ケア製品を使用していると回答した人のうちでは、44.9%がシリコンシャンプーを使用したことがあるようだ。
違いを理解している20歳代女性は58%
「あなたはシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いをどの程度理解していますか」と聞いたところ、「詳しく知っている」と回答したのは6.8%で、「なんとなく違いが分かる程度」と回答した人と合わせても28.8%だった。一方、20歳代の女性では58.0%が「分かる」と回答している。
シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーのイメージについて質問すると、「シリコンシャンプーに良いイメージをもっている」と回答した人は全体の44.0%、「ノンシリコンシャンプーに良いイメージをもっている」と回答した人は全体の86.6%だった。
「髪質に合えばどちらでもよい」が72.4%
今後、シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーのどちらを使いたいかを聞いたところ、「髪質に合えばどちらでもよい」と答えた人が72.4%だった。男女別では「ノンシリコンシャンプーを使いたい」と回答した人が男性では15.6%、女性では30.4%となった。ノンシリコンシャンプーを使ったことのある人の中では、48.4%が「ノンシリコンシャンプーを使いたい」と回答している。
これらの結果から、ノンシリコンシャンプーという言葉を知る人は多いものの、頭皮と髪への影響について詳しく知った上で、シャンプーを使い分けている人は少数であると同社は分析している。