東京都現代美術館は6月29日~9月8日、特別展「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」を開催する。
二人の巨人の歩みを通じて、"マンガのちから"の源流を探る
同展は、いまや世界的な文化へと成長を遂げたマンガの、その可能性を大きく広げた"マンガの神様"手塚治虫と、それに呼応しマンガを育て上げていった"マンガの王様"石ノ森章太郎にスポットを当てるもの。
同展では、この二人の歩み、作品に込められたメッセージを、「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」や「サイボーグ009」「仮面ライダー」といった代表作の原画や、様々な映像などで振り返りながら、"マンガのちから"の源流を探る。
また、二人のマンガから大きな影響を受けて育った、現在各界で活躍する著名人たちによるオマージュ作品も紹介。世界を変えてきた"マンガのちから"を感じる、絶好の機会となるという。
展示では、手塚治虫の初期の名作「メトロポリス」の未公開原稿や新たに発見されたデビュー前の原稿、石ノ森章太郎のアイディアノートなどを初公開。また、戦後の日本を代表するマンガ家が集い、伝説的逸話が数多く生まれた、東京都豊島区にあったマンガ家アパートのトキワ荘を展覧会場内に再現する。
この他、直筆のマンガ生原稿や二人の代表的なアニメ作品の映像展示、二人の創造した様々なキャラクターたちが一堂に会するなど、盛りだくさんの内容が用意されるという。
会期は、6月29日~9月8日 10時~18時(入場は閉館の30分前まで)。休館日は月曜日(ただし7月15日は開館)、7月16日。会場は、東京都現代美術館 企画展示室B2F(東京都江東区三好4-1-1 木場公園内)。観覧料は、一般1,200円、大学生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料(保護者の同伴が必要)など。その他、詳細は同館Webページで確認できる。