ゆうちょ銀行は27日、通帳に貼られている副印鑑(通帳表紙裏面に貼られている届け印の表示)を6月3日から廃止すると発表した。

ゆうちょ銀行では、これまで全国のゆうちょ銀行店舗・郵便局の貯金窓口で貯金の払戻しや各種手続きを行うことができるようするため、総合口座通帳をはじめとする各種通帳の表紙裏面に「副印鑑」を貼付していた。しかし通帳を紛失したり、盗難にあった場合に、副印鑑により届け印が偽造される可能性を踏まえ、顧客の大切な財産を守るために、このたび副印鑑を廃止することにした。

なお、副印鑑の廃止後も、印鑑登録を行うことにより、これまで通り、全国のゆうちょ銀行・郵便局で払戻しや各種手続きが可能。印鑑登録が済んでない場合は、近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で手続きをする。

対象の通帳

  • 総合口座通帳

  • 通常貯蓄貯金通帳

  • 通帳式の定額定期貯金証書

  • 国債等振替口座加入通帳

副印鑑の取り外し

新規口座開設および通帳再発行

  • 新規口座開設や通帳の繰り越しなどで新たな通帳を発行する際、既に印鑑登録が完了している場合は、新たな通帳へは副印鑑の貼付を行わない

現在利用している通帳

  • (既に印鑑登録が完了している場合)窓口で印鑑登録が完了していることを確認したうえで、通帳から副印鑑を取り外す

  • (印鑑登録が完了していない場合)窓口で印鑑登録を行ったうえで、副印鑑を取り外す。手続きのため、通帳と届け印を窓口まで持参する