現在の「12月説明会開始・4月選考開始」に比べて、有利になると思いますか?

マイナビは15日、「2014年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。同調査は2013年4月25日~2013年4月30日にかけWeb上のアンケートフォームによる入力方式にて実施されたインターネットアンケート。2014年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生を対象に、1,257名(文系男子274名、文系女子252名、理系男子401名、理系女子329名)から回答を得ている。

■2016年卒の就職活動後ろ倒し「不利になると思う」が50.8%

2016年卒の就職活動解禁が、現在の12月1日より3カ月後ろ倒しになる可能性についての質問では、就職活動が「不利になると思う」が50.8%と過半数を占める結果となった。

不利になると思う理由としては、「選考が遅くなれば、大企業に落ちたあと、中小企業へ行く時間が少なくなる」(文系男子)、「卒業研究の追い込みの時期と重なるので、準備が間に合わないから」(理系男子)などの理由が挙がった。 有利になると思う理由としては、「就活準備をする時間が増えるから」(文系男子)、「理系の場合、学会等に参加しやすくなり、実績を残せるから」(理系女子)などが挙がっている。

文理男女別回答

■学生の4分の1以上が内々定を受けて活動を終了

「1次面接を受けた」が前月比1.5pt増の78.6%、「最終面接を受けた」が前月比32.5pt増の53.1%となり、4月に大手企業の選考が本格的に開始となった影響だという。

4月の活動状況

「内々定を受けた」が40.3%で、前月結果より30.3pt増えている。「内定先を決めて就職活動を終了した」も前月比23.9pt増の27.5%と、大幅に増加。これは同アンケートの前年結果よりも高い数値で、2013年卒学生よりも早く内々定が出されているとのことだ。

■内定を取る自信がある一方、就職活動は「厳しい」と実感

内定を取る自信

内定を取る自信についての質問では、自信は「(大いに+少し)ある」が前年同月比4.6pt増の57.3%。特に理系男子では「大いにある」が44.6%と高い割合となっている。同社によると、選考の進捗を経て自信を深めている学生が多いと推察されている。

就職活動を始めた時点と現在での活動に対する感触

厳しいと思う理由は(複数回答)

就職活動を始めた時点と比べた現在の活動に対しては、「(思ったよりも+思ったとおり)厳しい」が69.2%となった。厳しいと思った理由としては「採用基準の高さ」が62.7%と最も割合が高く、自信はあっても現実には厳しさを感じている就活生像が分析されている。