フューレンコーディネートは、NuForceの「Home Series」のステレオパワーアンプ「STA-100」を発表した。発売は6月21日。希望小売価格は77,700円。

ステレオパワーアンプ「STA-100」。写真のシルバーのほかにブラックも用意されている

NuForceでは、「Reference」シリーズなどのハイエンドプロダクト、「ICON」シリーズなどのポータブルプロダクトの中間のセグメントとして、ハイグレードなホームオーディオ向けのHome Seriesを2012年より展開している。今回発表したSTA-100も、その中の1台だ。

STA-100は、W215×D251×H48mmのコンパクトなパッケージに収められたデジタルパワーアンプ。設計には、モノラルパワーアンプ「V3」で培った技術を採用。オリジナルのフィードバック回路により入力信号、出力電流需要、スピーカーのインピーダンス変動をリアルタイムにコントロールすることで、速度と正確性を高いレベルで実現している。

4Ω負荷時の出力160W×2で、ピーク出力324W×2。入力インタフェースはRCA×1系統で、スピーカー端子は5-wayバインディングポスト。再生周波数大域は10Hz~50kHz、S/N比は91dB、THD+Nは0.01%となっている。

背面の接続端子

Home Seriesの現時点でのラインナップは、USBヘッドホンアンプ「UDH-100」、ヘッドホンアンプ「HAP-100」、D/Aコンバーター「DAC-100」、ダイレクトデジタルアンプ「DDA-100」の4製品だ。UDH-100/HAP-100/DAC-100は、いずれも出力はヘッドホン端子とRCAのライン出力のみとなっており、デジタル入力のみを備えたアンプDDA-100と接続して使用することは難しかった。

STA-100は、Home Seriesで初めてとなるアナログ音声入力を備えたオーディオアンプで、これらのRCA出力を持ったHome Seriesの製品と組み合わせることで、コンパクトでハイクオリティなシステムを構築することができる。