歌手の後藤まりこが、7月スタートのテレビ東京系ドラマ『たべるダケ』(毎週金曜 深夜0:52~1:23)でテレビドラマ初出演にして主演を務めることが明らかになった。
原作は、漫画誌『月刊! スピリッツ』で連載中の高田サンコの同名漫画。食にしか興味のない謎の美女・シズルは、各話の主人公の前にいきなり登場して、ご飯やお菓子をひたすら食べ続ける。力を貸すこともなく、アドバイスをすることもないが、豪快かつ神々しい食べっぷりに、対面した人々の悩みは解消し、皆生きる力を抱くようになる。この超個性的なキャラクターを演じるのが、後藤まりこ。2003年に結成されたバンド・ミドリのギターとボーカルを担当し、小柄ながらもセーラー服姿でのパワフルなパフォーマンスが話題となり、数々の大型野外フェスティバルに出演した。2010年に同バンドを解散した後、2012年にソロデビュー。2013年4月20日に公開された映画『ペタル ダンス』で銀幕デビューを果たした。
主演に抜てきされ、謎の美女・シズル役に挑む後藤は「ただただびっくりしています」と信じられない様子。もともと原作の大ファンだったこともあり、「まさかこうなるとは(笑)」と作品との縁を不思議に思いながらも、「ドラマはシーンを飛ばして撮影しますし、長い撮影期間も初めてなので多少不安もありますが、いろんなものを食べられるので楽しみです」と語っていた。役作りについては、「監督が『役になりきろうとするのではなく、自分の中にあるものを出してくれていいよ』と言ってくれたので、気は楽になりました」と明かし、「どうできるかは未知ですが、睡眠を十分にとったり、ゆっくりお風呂に入って、頑張ります!」と意気込んでいた。