日本ヒューレット・パッカードは27日、Windows 8搭載タブレット「ElitePad 900」にNTTドコモとKDDIのLTEサービスに対応した「HP ElitePad 900 for DOCOMO」と「HP ElitePad 900 for au」を発表した。同社の直販サイト「HP Directplus」やコールセンター、販売代理店などで、au向けモデルが6月中旬、ドコモ向けが6月下旬より販売を開始する。

ElitePad 900

ElitePad 900は、10.1型ディスプレイを搭載するタブレットPC。アルミ削りだしのボディやCorning Gorilla Glass 2を採用した液晶面による堅牢性に加え、ビジネス用途に向けて、紛失時の遠隔ロック/データ消去といった機能を備える。

今回、ElitePad 900にNTTドコモとKDDI、およびそれぞれの相互接続試験をクリアしたLTEモジュールを搭載したHP ElitePad 900 for DOCOMO」と「HP ElitePad 900 for au」を投入。ElitePad 900が備えるビジネス用途向けの堅牢性と、800MHz帯の周波数にも対応した高速通信によって利用用途を広げるという。

主な仕様はCPUがIntel Atom Z2760(1.8GHz)、メモリが2GB LPDDR2 533MHz、液晶ディスプレイが10.1型マルチタッチ対応(1,280×800ドット)、ネットワークがIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。本体サイズはW178×D261×H9.2mm。

Windows 8搭載モデルとWindows 8 Pro搭載モデルをそれぞれ用意する。「HP Directplus」での直販価格はWindows 8搭載モデルが91,350円、Windows 8 Pro搭載モデルが111,300円。

また日本ヒューレット・パッカードでは、LTE対応モデルの発表に合わせて、モバイルデバイスマネージメント(MDM)サービス「Computraceサービス」を5月30日より提供開始する。

ソフトウェアの更新や追加状況、端末の持ち出し状況の管理といった、複数のタブレット端末の一括管理を実現するという。価格は「Computraceサービス」が4,200円から。「Computraceサービス」に紛失/盗難時の端末回収サービスを追加した「ComputraceOneサービス」が5,565円から。