サイボウズスタートアップスは、Android端末を業務専用端末として利用するためのデバイス管理サービス「専用端末化サービス」の販売を開始した。一般に販売されているAndroid端末を使用でき、従来よりもコストを抑えながら、モバイルデバイスの管理が行えるのが特徴。

専用端末化サービスでは何もできない状態を作り出してアプリの利用を許可していく

専用端末化サービスは、「設定で機能を制限する」といった、従来のモバイルデバイス管理サービスとは異なり、「設定により機能を追加する」タイプのサービス。専用端末化アプリをインストールすることで、何もできない状態を作り出し、そこから利用を許可するアプリと時間等を設定していくため、シンプルな設定と管理が行える。

一般に販売されているAndroid端末を使用可能

使用するAndroid端末は従来のような専用機器ではなく、一般に販売されているものを利用できるため、ソフト開発においても一般的なAndroidアプリの開発が可能なため、コストを抑えた業務専用機として使える。

デバイス管理では、専用のアプリをインストールすることで、パソコンのブラウザからリモート操作でアラームを鳴らしたり、デバイス操作を不能にするロックをかけたり、工場出荷状態にワイプする等のデバイス管理が行える。

遠隔からのデバイスコントロールが可能

管理可能な端末はAndroid 3.0以降、利用料金は台数により異なり、5台まで月額3,500円(年払い3万9,900円)、10台まで月額6,000円(年払い6万8,400円)、20台まで月額1万円(年払い11万4,000円)、50台まで月額2万4,000円(年払い27万3,600円)。

なお、アプリについては、以下の5パターンに該当するものであれば、21万円、1週間の納期で開発するという。

  • 業務に必要な、報告等データを登録するアプリ
  • 登録されたデータを確認、編集、追加コメントするアプリ
  • 自社オリジナルの画面にするランチャーアプリ
  • 登録した画像を表示してフォトフレーム端末化するアプリ
  • 社員の内線番号を案内するアプリ