120軒の朝顔業者が連なる「朝顔市」を開催 ※画像提供:下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会

下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会は7月6日~8日、東京都台東区・入谷鬼子母神ほかで「入谷朝顔まつり(朝顔市)」を開催する。

江戸情緒豊かな夏の風物詩、朝顔市を開催

同イベントは、今年で66年目を迎えた下町の風物詩。入谷の朝顔が有名になったのは江戸末期の文化・文政の頃。最初は御徒町の下級武士、御徒目付の間で盛んに栽培されていたものが、御徒町の発展と江戸幕府の崩壊に伴い、入谷の十数軒の植木屋が造るようになった。やがてそのできばえが評判となり、明治中期には、往来止めをしたり、木戸銭を取って見せたりするほどになったという。

その後、入谷の朝顔は衰退し大正初期には姿を消すが、昭和23年、戦後のすさんだ世の中を少しでも明るくしようと、地元有志と下谷観光連盟の協力を得て、入谷の朝顔市として復活したという。

期間中は、入谷鬼子母神を中心として言問通りに120軒の朝顔業者と100軒の露店(縁日)が並び、毎年40万人の人出でにぎわう。

開催期間は7月6日~8日。場所は、入谷鬼子母神(東京都台東区下谷1-12-16 真源寺内)周辺。詳細は、同イベント公式ページで確認できる。