ジャガー・ランドローバー・ジャパンは24日、都内で「JAGUAR F-TYPE 発表会 - Jaguar F-Type Japan Premiere Night」を開催し、新型「Fタイプ」を披露した。同日より、全国のジャガー正規販売店にて注文受付も開始されている。

ジャガー新型「Fタイプ」

「ジャガーがスポーツカー市場に帰ってきたことを示す1台」

新型「Fタイプ」は、ジャガーが「Eタイプ」以来、50年の時を経て取り組んだ2シーター・コンバーチブルのスポーツカー。昨年9月のパリ国際モーターショーでワールドプレミアを飾り、いよいよ日本市場にも導入されることに。24日の発表会では、イタリアンレーシング・レッドなど3色の「Fタイプ」が展示され、さらに「世界で最も美しいクルマ」とも評される「Eタイプ」も2台展示された。

プレゼンテーションを行ったジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長、ラッセル・M・アンダーソン氏は、新型「Fタイプ」について、「ジャガーが過去50年間にわたり発表してきた中でも、最も大きな意味を持つ新しいクルマ。新しい世代のジャガー・オーナーに訴えかけるだけでなく、ブランドにとって真のブレイクスルーとなる商品であり、ジャガーがスポーツカー市場に帰ってきたことを示す1台となります」と述べた。

プレゼンテーションを行ったラッセル・M・アンダーソン氏

同車では、「ダイナミックなドライビングの喜びと、驚嘆の高性能」を提供すべく、開発が進められたという。デザインにもこだわったとのことで、「『Fタイプ』のシェイプは、おもに2つの『ハートライン』で形作られています。1本目はフロント下部からドア方向へ美しく立ち上がり、リアへ向けて流れています。2本目のラインはリアホイールの上をなぞるように流れ、力強く、かつ優雅なテイル部を形成しています」とアンダーソン氏。

リアビューにおいて、ライトが水平に並んでおり、これは「Eタイプ」にインスピレーションを得た特別なデザインだという。インテリアも細部まで造り込まれ、ドライバーを包み込むような、優美でラグジュアリーな空間に。デザインから性能まで、すべてにおいてジャガーのスピリットを具現化し、「ブランドの未来をも示唆する、ジャガー史上、大きなマイルストーンとなるモデル」に仕上がったとのことだ。

ラインナップと価格は、ベースモデル「F-TYPE」が950万円、上級モデル「F-TYPE V8 S」が1,250万円。納車は、「6月下旬~7月初旬から随時」と発表されている。