フルHDのノングレアディスプレイで快適プレイ
ディスプレイは15.6インチのノングレアタイプを搭載している。反射や映り込みが少なく、十分鮮やかな発色でありながら派手過ぎるわけでもない落ち着いた見た目で、長時間見つめていても疲れづらい。鮮やかさを優先してグレアディスプレイを搭載するマシンが多い中、長時間のゲームプレイの快適さを優先させたいユーザーにはうれしい仕様だろう。
解像度はフルHDに対応。15.6インチというサイズはノートPCとしては標準であるものの、ゲーム用途としては小ぶりだ。それでも高解像度なおかげで十分広々と利用できるのはうれしい。
ちなみにAMD Eyefinityマルチディスプレイテクノロジーを搭載しているため、外部ディスプレイを接続して3画面に出力できる。チャットをしながらゲーム、というような使い方にもぴったりだ。
光り輝くsteelseries製ゲーミングキーボード
キーボードはアイソレーションタイプを採用。角は最小限に丸くとってあるという感じで、少し角張ったキーなのが印象的だ。タッチは固めで、跳ね返りが強い感触がある。しっかりとした手応えが欲しい人に好まれるタイプのキーボードだろう。
テンキーも搭載しているが、テンキー部分にわずかにカーソルキーが食い込む形になっている。また、「M」より右のキーが縦長になっていたり、左下段のWindowsキーが右側に移動していたり、と細かい変形がある。これはsteelseries製のゲーミングキーボードとして、ゲームに利用される左側のキー形状を標準で確保し、ミスタッチしやすいWindowsキーを移動させたものだ。
タッチパッドは本体サイズからすると小ぶりで、クリックボタンは左右一体となっている。ゲームユーザーならば別途マウスを接続することが多いから、特に問題はないだろう。
キーボードバックライトは、3つのエリアに分けてカラー設定を行うことができる。3エリア別の色で光り続けるだけでなく、左右に光りが移動するイメージの「Wave」、全体が明滅する「Breathing」、2色の間でグラデーションする「Dual Color」などの指定も可能だ。アイドル状態での光り方設定をしたり、全体を単一カラーにすることや、ライトなしにすることもできる。また「Gaming」設定ではゲームに利用される左エリアのみを光らせる設定になる。
多彩な外部ディスプレイ出力を用意
インタフェースは本体の左右と背面に振り分けられている。本体右側は主にオーディオ系で、オーディオコネクタ類とUSB2.0ポート×1、光学ドライブが並ぶ。サウンド面ではAudioBoost & THX TruStudio Proを搭載しており、オーディオコネクタには金メッキされている。
本体左側はUSB3.0ポート×3とマルチメディアカードリーダーと配置。背面側は電源コネクタ、有線LANポート、RGBポート、Mini DisplayPortポート、HDMIポートとグラフィックス関連のポートが集められている。
ゲーミングマシンらしく、映像出力やサウンド面が充実しているのが特徴だ。USBポートも合計4つあれば十分といったところだろう。有線LANポートも備え、しっかりと据え置きゲーム用PCとして活躍できるだけのものを揃えている。
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