AMD Radeon HD 7970を搭載したMSI製のゲーミングノートPC「GX60 3AE-204JP」。15.6インチのフルHDノングレアディスプレイにsteelseries製のゲーミングキーボードを組み合わせた、こだわりのゲーミングモデルだ。

GX60 3AE-204JP

主な仕様 [CPU] AMD クアッドコアA10-5750M(APU) [チップセット] AMD A70M FCH [メモリ] 8GB [ストレージ] 128GB SSD Super Raid(mSATA3 SSD 64GB×2)+HDD 750GB [グラフィックス] AMD Radeon HD 7970M AMD(APUに内蔵) [OS] Windows 8 [価格] 139,800円(税込)

PC自作をする人にとってはマザーボードなどパーツを提供するメーカーというイメージが強いMSIだが、ノートPCやタブレットといった完成品も扱っている。ゲーミングノートPCも多彩に揃えており、その中で実力がありながらコストパフォーマンスの高い新モデルが「GX60 3AE-204JP」だ。BTO PC販売でおなじみのサイコムの直販サイトでも扱われており、販売価格は13万9,800円とゲーミングモデルにしては手頃だ。

「GX60 3AE-204JP」の一番の特徴は、CPUにA10-4600Mを採用し、グラフィックス機能としてAMD Radeon HD 7970Mが搭載されていることだろう。しかしその実力についての評価は後に譲るとして、まずは外観から紹介したい。ゲーミングPCらしさ、というものをたっぷり盛り込んであるデザインだ。

外見は性能に関係ないとはいえ、使う人の気分には影響する。その点、あえて方々をあえて直線的に切り落とし、厳つい外見を作ったデザインは合格だろう。トップカバーはヘアライン加工を施されたマットな質感のパネルを、直線的なシルエットの樹脂パーツが囲んだつくりで、中央にロゴだけを配置。ディスプレイを開いた内側も角を直線的に落としたデザインがおもしろい。

キーボードの奥側に配置された電源ボタンや、ディスプレイ上部に埋め込んだカメラ周りにも角張った飾りがついていて、丸さや柔らかさを排除しているようだ。

本体サイズはW395×D267×H55mmで、重さは約3.5kg。ヒンジ側はかなり厚く、手の大きさによっては片手で掴みづらいかもしれない。しかし無理に薄型化をはかっていないおかげか、使っている間に不快な熱を感じたり、不安定さを感じることはなかった。

シンプルながら雰囲気のあるトップカバー

電源ボタンや周囲のLEDもゲーミングPCらしさたっぷりだ

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