ローソンは28日、健康を意識した商品や、健康をサポートするサービスを提供するフラッグシップ店舗として、東京都大田区に「ローソン久が原一丁目店」をオープンする。消費者の身近な存在となっているコンビニエンスストアで、食を通じて健康社会に貢献するのが狙い。

同店舗では、NBメーカーに売り場の一部を一定期間提供し、健康志向の商品の実験販売を行う。NBメーカーに対して、共通ポイントサービス「Ponta」で得た購買客層や時間帯、購買頻度や貝合わせなどのデータを提供することで、今後の商品開発に活用してもらうという。

「ローソン久が原一丁目店」店舗外観イメージ(出典:ローソンWebサイト)

取扱商品は、「ナチュラルローソン」オリジナル商品を中心に展開。健康に関連したPB商品の先行販売を行うほか、低糖質商品の品揃えも強化する。さらに、糖質ゼロのハムなど「スマートキッチン」取扱商品も販売し、試食によるモニター調査を行う。

野菜販売も強化。野菜の陳列棚を3カ所設置して販売スペースを拡大し、「大地を守る会」やローソンファーム産の野菜を販売する。また、ICTを使ったOTC医薬品の販売も実施。サポートツールとして、薬剤師に24時間相談することができるテレビ電話を設置する。

7月からは、タニタの業務用体組成計を設置し、それを利用したサービスを提供する予定。タニタのフェリカを搭載した歩数計の所有者は、店頭マルチメディア端末Loppiで、歩数と体組成計で計測した身体データの記録が行えるという。

併せて、健康を応援するホームページを開設し、低カロリー・低糖質のブランを使用したパンを使ったアレンジレシピや買い合わせを掲載する。

今後は、フラッグシップ店舗で蓄積したノウハウやデータを全国のローソン店舗に活用し、「健康志向や高齢化社会に対応した未来型コンビニエンスストアモデル」(ローソン)を構築していくとしている。

同店舗の住所詳細は東京都大田区久が原1-12-11、オープン日時は5月28日7:00。