京王電鉄は23日、京王線調布駅付近で複合商業施設の開発を進めると発表した。「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」(同社)の実現および調布市の中心市街地活性化をめざし、進められるとのこと。
調布駅付近は昨年8月、東京都が事業主体となって進める「京王線・相模原線(調布駅付近)連続立体交差事業」(事業期間は2014年度まで)にもとづき地下化。複合商業施設は同駅付近の有効活用を図るべく、京王電鉄が所有する周辺の土地と合わせて一体で開発されるという。
このほど発表された開発の概要では、調布駅の駅前広場計画地を挟んで東側の旧地上線上を「A敷地」(面積約4,000平方メートル)、西側の旧地上線上を「B敷地」(面積約1,700平方メートル)、そのさらに西側を「C敷地」(面積約6,200平方メートル)とし、それぞれの敷地の建物規模が示されている。
「A敷地」の建物は地上6階建てで、延床面積は約1万9,000平方メートル。「B敷地」の建物は地上4階建てで、延床面積約6,000平方メートル。「C敷地」の建物は地上5階・地下2階で、延床面積約2万4,000平方メートル。竣工は2017年を予定している。