米AMDは23日(現地時間)、タブレットPCや低消費電力の超薄型ノートPC向けのAPUとして、これまで「Kabini」や「Temash」といった開発コード名で知られていた製品群を発表した。どちらのシリーズもCPUコアに「Jaguar(開発コード名)」コアを採用するほか、グラフィックスコアにGraphics Core Next(GCN)アーキテクチャを搭載する。
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"Kabini"こと「AMD A4-5000」を試す - Jaguarコア採用のモバイル向けAPUの実力に迫る
「Kabini」や「Temash」はどちらもJaguarコアのCPUにGCNベースのGPUを組み合わせたSoC(System on Chip)。GPUも従来のRadeon HD 7000番台からRadeon HD 8000番台へと変更し、コアも128基と前世代から増加したしている。
「Kabini」はコンバーチブル型やディスプレイとキーボードが取り外し可能な製品などハイブリッドなノートPCから薄型ノートPCといった分野をターゲットとし、「Temash」はタブレットPC向けに投入される。
電力効率が向上し、前世代の廉価APU「Brazos(開発コード)」や第2世代Aシリーズ「Trinity(開発コード名)」と比較して、より少ない消費電力でハイパフォーマンスを実現するという。
製品ラインナップは「Kabini」の場合、AMD Aシリーズとして「A6-5200」「A4-5000」の2モデル、AMD Eシリーズとして「E2-3000」「E1-2500」「E1-2100」の3モデルの計5モデルで展開する。主な仕様は以下の通り。
「Temash」は、AMD Aシリーズとして「A6-1450」「A4-1250」「A4-1200」の3モデルをラインラインナップする。「A6-1450」のみ4コアでほかの2製品は2コアとなっている。このほか主な仕様は以下の通り。