日本コカ・コーラは、教育評論家である親野智可等氏監修の下、中高生を子に持つ母親を対象に、母親が中高生の子どもになって欲しい職業、および成長するにあたって身につけて欲しい能力を調査した。
今回の調査は、同社の炭酸飲料ブランド「ファンタ」が、"遊び"を通じて子どもたちが得られることや学べることは無限大と考えており、さらに学生時代の"遊び"は、専門家によって成長に必要な能力を身につけるのに重要な役割を果たすと言われているのに対して、母親には"遊び"がネガティブに捉えられがちであることから行われたもの。
その結果、中高生の子を持つ母親が子どもに就いて欲しい職業は、1位「公務員」(36.4%)、2位「技術系の会社員」(24.4%)、3位「事務系の会社員」(18.8%)、4位「薬剤師」(14.8%)、5位「エンジニア」(11.2%)、5位「理学療法士・臨床検査技師・歯科衛生士」(9.6%)、6位「大学教授・研究者」(8.4%)、7位「その他医療・福祉関係」(8.2%)、9位「教員」「医師」(8.0%)などで、堅実な"手に職"系の職業が人気となっている。
また、母親が子どもに身につけて欲しい能力は「コミュニケーション力」「創造力」「コントロール力」「理解力」「五感力」などで、ほぼ全員が「身につけて欲しい」と回答。その一方で、現在の子どもにとって勉強は「重要」(96.4%)で、子どもは現在「遊び過ぎだと思う」(52.6%)と感じており、"遊び"に関してはどちらかと言えばネガティブな印象を持っていることがわかる。
この結果に対し、その理想の職業に従事している人に、学生時代どの程度遊んでいたのか、母親が身につけてほしいと考えている「コミュニケーション力」「創造力」「(自分を律する)コントロール力」「理解力」「(感受性などの)五感力」の能力が、"遊び"によって身についたと感じるかの調査を実施。その結果、母親が理想とする職業に従事している人は、学生時代によく遊び、"遊び"を通して母親の望む能力を身につけ、"遊び"の重要性を実感している、という傾向が明らかになった。
中高生が成長する上で身につけるべき能力を刺激するために、「ファンタ」は2013年5月から10月までの毎月第4土曜日を「遊ぶ日」と制定。母親が望む能力を育てるさまざまな"遊び"のイベントを全国で開催する。そのほかにもさまざまな包括的展開で、中高生を中心とした子どもたちに"遊び"の重要性を理解してもらい、"遊び"を全力で応援することによって、日本を元気づけていくとしている。
調査概要
【母親調査】
実施時期 …… 2013年4月16日(火)~4月17日(水)
調査手法 …… インターネット調査
調査地域 …… 全国
調査対象 …… 中高生の子どもを持つ母親 計500名
【理想の職業従事者調査】
実施時期 …… 2013年4月26日(金)~5月1日(水)
調査手法 …… インターネット調査
調査地域 …… 全国
調査対象 …… 20~30代の男女で、中高生の母親を対象に実施した母親調査において、母が子どもに就いて欲しい職業としてあげた上位10位の職業従事者 計450名(性年代別均等割り付け)